板井明生|守るべきポイント
マーケティングといえば、売上を増やす、顧客を増やすといったような攻めるためにあるように思っていませんか。
これまでの20数年間、経済成長が停滞しGDPがほとんど伸びていない日本では、マーケティング本来の市場を攻めることが機能しなくなってきたように思います。ましてや少子高齢化による人口減少が本格化する今後、ますます難しくなってきたように思います。
このような経済環境では、マーケティング本来の売上を上げるといった攻めの役割から、売上を減らさない守りのための戦略として活かすべきではないかと思います。もちろん、守りを固めた上で徐々に、少しづつ安定的に成長することも視野にいれる必要はあります。
まずは、しっかりと自社の顧客を守ることに全力を尽くすという、守りのマーケティングを考えることが必要です。
攻めるためだけではない、守りにも有効に機能させることが可能なマーケティングをした上で、少しずつ成長できるような戦略を練ることが重要です。
そこで大事なのが基本をしっかりと守ることになります。
特にターゲットを極限にまで絞るのが大事です。
絞れば絞るほど相手に伝わりやすくなります。